ようこそ!おうちでそろばんの部屋へ 
この部屋はご自宅でそろばんを練習する時の手助けになればという目的で作成されました。この部屋を利用して、より上達するよう頑張って下さい。
 

20級〜11級まで(ちびっ子そろばん1〜3)
指使いを覚えることが大事ですので、答があっているかどうかよりも正しい指使いができているかどうかが重要です。この時期によくあるのが、とにかく早く進みたいばかりに正しい指使いを覚えずに頭で先に計算して、その答に合うようにそろばんを置く子がいます。後で困ることになるのですが、このタイプは何度注意しても直さない子が多いです。後で困ることになるということが理解できないのだと思います。おうちでされる時は指使いに重点をおいて下さい。当教室ではちびっこそろばん教材の通りで指導しております。
 20級
ちび1 18ページ
 19級
ちび1 22ページ
 18級
ちび1 33ページ
 17級
ちび1 終了
 16級
ちび2 11ページ
 
 15級
ちび2 21ページ
14級
ちび2 33ページ
 13級
ちび2 終了
 12級
ちび3 23ページ
 11級
ちび3 終了
 

10級(ちびっ子そろばん4)
11級までで1桁の見取算の指使いは終了ですが、小さい子供は忘れるのも早いです。この級では忘れている指使いを思い出させ、反復練習することにより定着させていきます。問題の口数も増え集中力を養っていきます。そしていよいよ2桁の計算に入ります。宿題は1桁10口の見取算になりますが、間違いの多い子は2つのパターンに分けられます。ひとつは11級までの指使いがまだ不安定な子、もうひとつは10口するだけの集中力が足りない子です。問題を指差してあげてできる場合は集中力の問題です。たくさん問題をやればできるようになってきます。指使いが不安定な子は11級までの問題でもう一度復習するのが良いです。この時期は今まで出来ていても突然忘れて出来なくなることもよくあります。とにかく反復練習で定着させることが大事です。2桁に入って躓く箇所は50からの繰り下がりと100からの繰り下がりです。繰り上がりはほとんどの子が出来るのですが、繰り下がりは躓く子が出てきます。何度も何度も丁寧に説明し、反復練習させるとできるようになります。
 
繰り下がり練習問題
 
10級見取算練習問題
 

9級(ちびっ子そろばん5)
10級までで2桁の見取算の指使いは終了です。しかし、やはり忘れることも多いので反復練習により2桁の見取算が完全に出来るように練習していきます。ここでは位の間違いが出てきます。例えば84を足すときに8足す4と置く子が出てきます。わかっていても間違います。これも集中力不足によるものです。宿題の問題は1桁と2桁が交互に出てくるので間違いやすいです。それ以外にも10級までと同じ要因で間違っている場合も多いです。指使いの間違いによる場合は復習した方が良いです。10級の宿題に比べて9級の宿題の方が当然時間がかかるので、それだけ集中力が必要になります。この集中力がなくて正解にできないこともありますが、これはとにかく反復練習するのみです。必ずできるようになります。そして9級からは乗算が出てきます。当然九九を覚えないとできません。この九九を覚える作業は大変です。なかなか覚えられなくて目に涙を浮かべている姿を見るとかわいそうになりますが、心を鬼にして練習させています。ぜひ、おうちで毎日少しずつ練習してあげて下さい。九九を覚えている子といない子とで、ものすごく差がつくところです。ちびっ子そろばん4に入ったあたりで始められるのが良いと思います。九九を覚えるといよいよそろばんで乗算をやっていくのですが、当教室では両落としという方法で教えております。両落としとはかける数字も掛けられる数字もそろばんに置かないで答だけ置いていく方法です。例えば64×7だと7×6=42の42を定位点のところからそろばんに置いて、続いて7×4=28の28をひとつ右にずらして置きます。テキストの解説とは違いますので、教室で習った方法でやらせて下さい。
 
乗算両落とし解説
 
9級見取算練習問題
 

8級
8級から乗算は3桁×1桁になりますが、やり方は同じです。例えば643×7の場合ですと7の段の問題と頭にセットして42と28と21を1つずつ右にずらしながら足していくことになります。ここでよくある間違いは7×4を4×7に読み替えて4の段に変わってしまい次の7×3が4×3になってしまうことがあります。九九が完璧でなく、大きい数字の段のときに反対にして小さい段に読み替えている子はこのような間違いが多いです。そもそも九九を間違えている子も多いです。九九を完璧に速く言えるようになりましょう。あと704×5のような間に0が入る問題で5×4=20の置き場所を間違えたり、最後に0を付けるのを忘れたりが多いですが、何度か説明するとほとんどの子は理解できます。とにかく九九を完璧にしましょう。力があって感の良い子は発展問題で桁数の多い問題に挑戦させて下さい。ずらしながら足していくことを直感的に理解できているのでやれると思います。間に0がある問題はややこしいかもしれません。手首が上下に揺れずに一直線に右に移動するように指先だけ動かすように練習しましょう。そしていよいよ割算が出てきます。当教室では片落としで指導しております。片落としとは割られる数字はそろばんに置きますが割る数字は置きません。最初は難しく感じるようですが、ほとんどの子はすぐにできるようになります。
 
除算片落とし解説
 
8級見取算
 
8級乗算除算
 
乗算発展1
 
乗算発展1解答
 

7級
7級から乗算は2桁×2桁になります。大して違いが無いように思いますが×2桁になると小さな子供には少し難しいです。特に手順を丸覚えしようとするタイプは覚えるのに時間がかかります。ここまできて九九と見取算が不安定だと何が原因で間違っているのかわかりにくくなってきますし、対策も何から手をつけるべきか迷ってきますので、九九と見取算はしっかりと練習しておきましょう。力があって8級乗算の発展問題に取り組んだ子は7級乗算の発展問題2にも取り組んでみて下さい。少し難しいかもしれませんが、これができるようだと3級くらいまでは乗算で困ることはないと思います。除算は4桁÷1桁になり桁数が増えますが、÷1桁のところが変わりませんのでやり方は全く同じで8級の除算ができていれば7級の除算ができないことはまずありません。時間のかかる子は九九の練習と8級除算を速く置く練習を取り入れてみましょう。
 
乗算両落とし解説2
 
7級見取算
 
7級乗算除算
 
乗算発展2
 
乗算発展2解答
 

6級
6級から乗算は3桁×2桁もしくは2桁×3桁になります。×3桁が出てきますが7級乗算がしっかり出来ていればすぐに理解できます。例えば27×468ですと27×46をした後に8の段に頭を切り替えて、定位点の二つ右の位置から8×2=16を足し、さらに一つ右の位置から8×7=56を足せば良いのです。答の数字が大きくなり、手順が増えてくるので、最初は間違えやすいですが、反復練習しているうちに必ずできるようになります。発展問題2が出来た子はかなり難しいですが発展問題3に挑戦してみましょう。問題は除算です。÷2桁が出てくるのですが、低学年の子はこれだけでものすごく難しくなります。暗算がまだ未熟ですので確商を立てられません。還元算(戻し算)や九立商を学習します。習得するのに少し時間がかかりますので、当教室では乗算と見取算がしっかりできるようになってからオリジナルテキストを使って少し時間を掛けて集中して割算特訓を行います。このテキストが終わるとできるようになってますので、どんどん反復練習して下さい。
 
6級除算導入解説
 
6級見取算
 
6級乗算除算
 
乗算発展3
 
乗算発展3解答
 

5級
桁数が増えるので慣れるまでは難しく感じますが、6級の乗算が出来ていれば5級の乗算はなんなくできるでしょう。除算は大還元の問題が出てきます。これが理解できればあとは反復練習です。見取算も4桁になり、かなりの集中力が必要になってきます。このあたりから集中力不足で見取算がなかなか正解にできなくなる子が出てきます。我慢強く頑張れるかどうかが次の級へ上がれるかどうかの鍵になります。一緒にやってあげるとできるのですが、一緒にやってもらうのを待っている状態になると自分でできなくなります。忘れている指使いがあり、弱点がある場合は復習特訓をしますが、そうでない場合はできるだけ自分でやらせるように指導しております。自分で我慢強く集中してやらなければ力は付いてきません。この級では集中力と忍耐力が養成されます。あと暗算も2桁の見取算の指導が始まります。おうちで暗算の部屋もどんどん利用して下さい。計算力だけではなく右脳の発達に繋がりますので、ぜひ毎日やって下さい。
 
大還元解説
 
大還元問題
 
大還元解答
 
5級見取算
 
5級乗算除算
 

4級
4級で新しく習うことはありませんが、桁数が増えてきてミスが多くなってきます。練習を繰り返していると間違えずにできるようになってきますが、この級あたりから制限時間内にやりきることが難しくなってきます。ゆっくりやればできるのですが、時間を計るとあせってめちゃくちゃになってしまいます。特に除算がぼろぼろになりやすいです。乗算、見取算は途中で間違えても気が付かないで計算が進みますが、除算は割り切れなくなり間違いに気が付きますので、何度もそこでやり直して時間をロスしてパニック状態になり、そのあとの問題は全くできなくなるということがよくあります。できないことをすぐに判断して次の問題に進むという判断力も必要になってきます。自分が間違えたことにできるだけ早く気が付くことも能力の一つです。そしてその問題はとりあえず飛ばして時間が余れば再び挑戦すれば良いのです。もちろん時間計測後のお直しの時間では必ずできるまでやりましょう。わからない場合は質問をして、この繰り返しで時間内に出来るようになってきます。あと九九を速く言えない子は制限時間内にすることが難しくなってきます。大きい数字の段をひっくり返して小さい数字の段に置き換えている子は九九が遅いです。外から見てるとわかりません。もしかしたら自分自身でもわからずに無意識でやっているかもしれません。とにかく九九が速く言えるようになりましょう。判断力や計算スピードはすぐには付きません。何度も何度も練習を重ねて少しずつ付いてきます。効果が目に見えにくいので挫折しやすいですが忍耐強く頑張って下さい。この級では集中力、忍耐力、判断力が養成されます。
 
4級見取算
 
4級乗算除算
 
乗算発展4
 
乗算発展4解答
   

3級
3級から格段に難しくなります。まず、伝票算という新しい科目が追加されます。乗算、除算では小数と四捨五入が出てきます。もちろん桁数も増えます。ただ子供は新しいことが好きなのでわくわくしながら取り組みます。少し時間が掛かりますが、必ずできるようになります。ですができるようになってからが問題です。100メートルを走るのは簡単ですが、10秒以内に走るとなると世界レベルです。そろばんも同じです。制限時間内に正確にやる為にはかなりの練習を積まなければなりません。”本気を出せばいつでもできる”と思っている子がたまにいます。今までは検定前だけ本気を出して合格してきたからでしょう。しかしここからはそうはいかないでしょう。頭の回転が速いという才能だけでは一流にはなれません。努力できるという才能が必要になってきます。忍耐力が必要なのです。いつも本気を出して全力で頑張りましょう。そろばんで得られる能力は計算力だけではありません。集中力、忍耐力,、判断力等が養われます。そしてこれらの力は全てのベースになってきます。3級合格できれば珠算界では一応一人前で、履歴書に書くこともできるようになります。ぜひ、頑張って下さい。
 
3級見取算
 
3級乗算除算
       




そろばんの基本は見取り算です。見取り算がしっかりとできていないと乗算も除算も誤答が多くなります。
間違え方にはよくあるパターンがあります。この場合は正しい運珠ができておらず、変なくせがついている状態です。ゆっくりやるとできるのですが、速くやるとくせが出て間違うというパターンが多いです。時間を掛けてしっかりとくせを直さなければなりません。

パターン1:ある桁の値が正答より2だけ小さい場合が多い。
このパターンは引く4を引く6とするくせがついてかもしれません。以下の問題で練習しましょう。
ただし、速く置く練習をしないとあまり効果がありません。
 
パターン1特訓1
 
パターン1特訓2
 
パターン1解答
 
※44を10回足して440、440から44を10回引いて0にする練習も効果的です。 

パターン2:ある桁の値が正答より1だけ小さい場合が多い。
 このパターンは繰り下がりの時に1多く引いてしまうくせがついているかもしれません。
例えば102-6=86となっている場合などです。以下の問題で練習しましょう。
 
パターン2特訓1
 
パターン2特訓2
 
パターン2解答
 
 

パターン3:ある桁の値が正答より1だけ違う場合が多い。
このパターンは引く7と引く8が反対になっている場合が多いです。以下の問題で練習しましょう。
 
パターン3特訓1
 
パターン3特訓2
 
パターン3解答
 
 ※77,88を10回足して770,880にし、そこから10回引いて0に戻す練習も効果的です。

パターン4:ある桁の値が正答より3だけ違う場合が多い。
このパターンは引く6と引く9が反対になっている場合が多いです。以下の問題で練習しましょう。
 
パターン4特訓1
 
パターン4特訓2
 
パターン4解答
 
 ※66,99を10回足して660,990にし、そこから10回引いて0に戻す練習も効果的です。

スピードか正確性か?
いろいろな考え方がありますが、3級合格ぐらいまでは正確性を重視した方が良いと思います。難しい問題でもじっくりゆっくりやれば満点をとれるくらいでないといけないです。わからない問題を放置していてはいけません。必ず先生に聞きましょう。そのうえで速く置ければなお良いです。2級以上からは正確性はもちろん大事なのですが、スピードを上げる練習に重点を移していくことが必要になります。

速度をつける心がけ
指先を優しく動かしましょう。雑な動き、荒っぽい動きで速く動かしても正確に置くことはできません。指先は出来るだけ小さく、珠の音を立てないような気持ちで動かしましょう。そろばんから指を離してはいけません。
手首は左から右へ一直線に流れるように動かしましょう。手首が上下に動いているようではいけません。
2級以上からの割り算では還元算(戻し算)はできるだけ使わず、確商を立てられるように練習しましょう。
答を写して字を速く正確に書く練習をしましょう。字を速く書こうとするとめちゃくちゃな字となり検定で×になる人がいます。答を見間違えたり、コンマを付け忘れたりとせっかくそろばんが速く置けてもここで時間のロスをしているようではもったいないです。桁数が大きくなると答をできるだけ速く覚えて書く練習も有効です。間接的に暗算の練習にもなりますので、練習してみて下さい。

大会用問題でスピード練習をやりましょう
いつもは検定用の問題で練習することが多いですが、ワンパターンの練習になりやすいです。本当の実力をつける為にはいろんな種類の問題で練習する方が良いです。大会用問題はスピード練習の教材に適していますので、ぜひ練習して下さい。
※全大阪選抜小学生大会第1部・第2部(小学校3年生・4年生の部)各科目250点満点
 
第1回練習問題
 
第2回練習問題
 
第3回練習問題
 
 ※全大阪選抜小学生大会第3部・第4部(小学校5年生・6年生の部)各科目250点満点
 
第1回練習問題

第2回練習問題 
 
第3回練習問題
 
 ※全国大会大阪府予選会練習問題 各科目150点満点
 
第1回練習問題
 
第2回練習問題
 
第3回練習問題
 


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